木版画工房視察 東へ、西へ | アート商品企画・販売 アートイベントの企画・マネジメント 美エンタジャパン(Bi-enta Japan)

木版画工房視察 東へ、西へ

先月ご紹介しましたヤン・シュヴァンクマイエル氏の木版画制作は、氏が来日前から非常に楽しみにしていたことです。2月23日は茨城県常総市、2月26日は京都と、各工房を訪ね歩きました。

茨城の渡辺木版さんでは和紙のこと、絵具のこと、道具のことを、こと細かく職人さんに詳しく尋ねていました。江戸の木版画は主線という墨の輪郭線が入ります。その墨線の中に色を入れるような作り方です。氏の原画は、輪郭線がなくいきなり水彩絵具で描かれています。ご本人も日本の彫師さん、摺り師さんが、自分が描いた原画をどのように受け止め形にしていくのか非常に興味をもっていたように感じました。

渡辺木版

京都では竹笹堂竹中四代目が、グラデーション的表現ができていく過程を氏の前で披露。ひとつの作品で100回以上摺り重ねていくことを聞くと驚いたしぐさと同時に申し分けないという言葉までいただきました。

竹笹堂

連日のスケジュール消化で疲れもたまっているのかと思いきや、工房訪問時のシュヴァンクマイエル氏の好奇心メーターは、上がりっぱなしでした。